2010年01月29日
クールぎつね対策

そう言えば。
謎の腰痛を解明するために訪れた病院で、懐かしの産婦人科の先生を見かけた。
その病院では、産婦人科と泌尿器科が隣り合わせになっている。
残念ながら昨年秋に流産手術をしたのを皮切りに、その同じ総合病院で、冬にはカテーテル・アブレーション手術をして、さらに初春には最悪、結石手術までするかもしれない。
もう、病院の内部構造も覚えたし、売店の閉店時間だって知っている。会計の支払方法も迷わないし、駐車券と診察券を同時に入れると、駐車料金がタダになることだって理解した。ただし、診察をしてもらった時だけだけど。
すでに殆ど達観の境地に入っているので、本人はあまり心配していない。慣れとは怖いものである。
そうそうそれで、その産婦人科の先生。この方をお得意の動物で例えると、真面目で頭のよいクールぎつねといった感じで、冷静に仕事を遂行する一方で、こちらが変なことを言うとクスクス笑ってくれるのが、カワユイ。
あぁ、クールぎつねに対して「カワユイ」などと感じるとは、まるでヨン様を崇拝するオバサンではないか・・・と、自分の老いを実感する。
そのクールぎつね。
私が泌尿器科の診察室前で座っていると、白衣をさっそうと身にまとい、早足で歩いてきた。
「あっ」
と思った瞬間、私は寝たふりをした。きつねに対する、老猫の狸寝入りである。
別に何も悪いことをした訳ではない。
ただ、クール君へは術後検診の時に、「次回、私がまた妊娠した時は、絶対ここに戻って来ますから、その折にはどうぞ宜しくお願いいたします・・・」と、格好良く言い放って来たのだ。
アブレーション手術をするのは、元々出産を目的にしたその流れで先生も判っているので、問題ない。しかも、循環器科は産婦人科と階も違うし、だいぶ離れている。もしかすると循環器の先生から、私が無事に手術を終えて退院したという情報も入っているかもしれない。
それなのに、それからまだ1ヶ月も経たぬ間にその私が、今度は泌尿器科の前に座っているなんて、ダメダメダメ!
再会は感動的でなければ、私の美学に反する。(どんな美学やねん?)
そんな訳で、クールぎつね君がコンコンと廊下を渡っていく間、私は思い切り影を薄くして、彼をやり過ごした。
はぁ。次回の結石検診の時は、マスクとサングラスでもつけて行こうかしらん。
でもま、あれである。先生とは日々、何百人もの患者さんを相手にする職業だ。いちいちこちらの顔など覚えていないだろうから、サングラスだけでいっか。
いやいや、そんな患者、かえって目立つし、もっとアカンやん!
この記事へのトラックバックURL
http://aream2.buzzlog.jp/t141469


