2010年01月25日
エースを狙うな!

家族社会学者の山田昌弘さんと、少子化ジャーナリスト(!)の白河桃子さんの共著、『「婚活」時代』を貸していた叔父から手紙が届いた。叔父は、私の婚活仲間でもあり、私自身のコンカツ魂を揺り起こしてくれた人でもあるが、その叔父が私に礼を言っている。
「大変良い本を貸してくれて、どうもありがとう。今、娘さんのお見合いを頼まれている人へ、この本を是非読むようにと連絡した」らしい。
「本を読んだ上で、娘さん自身が本気で結婚しようと思うなら一生懸命相手を探すし、とにかく方向性を家族で一度考えてみて下さい」というような趣旨を伝えたようだ。
政治に携わる仕事をしてきた叔父の心に、この本が突き刺さったのが、私は嬉しい。
「コンカツ、コンカツ」と、大変軽く扱われる「婚活」だが、この現象は社会学の範疇に入っているわけで、日本の根幹が揺らいでいる象徴として、人々の非婚化が進んでいると認識したようだ。
本を読んだ人なら、「ひえ~」と理解した部分が多いと思うが、私の一番印象に残ったのは、以下の内容。
いわく、「バブル崩壊くらいまで、人々が『恋愛結婚した』と思っている結婚は、殆どが社会が作り出した集団見合い結婚である」というもの。
つまり、この時代くらいまでの恋愛は、殆どが「職場での出会い」であるということだ。
同じ会社に勤めているということは、相手の学歴、年収、出身地までがわかり、それは昔でいう「見合い結婚」と何ら変わりないという説明で、それを人々が恋愛結婚だと思い込んでいただけで、本当の意味での恋愛から結婚へ至った人というのは、実は意外と少数なのだと書かれてあった。
もちろん知人からの紹介も、「見合い結婚」の範疇だ。
ところが、男女雇用均等法の導入あたりから、リアルな恋愛結婚市場に放り出された男女はどうしたら良いのかわからず、多くの独身男女を生み出しているという説明に、私は首を大きく縦に振った。
私自身は勤めていた会社に「総合職」というカテゴリーで入社したが、同期総合職女性でさえ、この「集団見合い」的手法で結婚し、会社を去った人は半数以上いる。これでも私たちの時代は、一般職・総合職に関わらず女性の社員が入社できたから、こういうことがまだかろうじて起きていたが、今後はわからない。
何せ、一般職・総合職というカテゴリーがなくなったのを機に、女性そのものが会社に入らなくなってきたのだ。欠員が出れば、たいがい「派遣社員」という手段で、人員をまかないつつある。
これでは、これからの若い男性にとり、会社で女性と出会える確率は低い。
派遣社員というのは、一旦どこかの企業で働いていた人がなっているケースが多く、新入社員の男性とは年齢に10歳近く開きがある。
私が実際目にした、「派遣社員」と「社員男性」の結婚は、何百人といた社員の中でも、たった1~2ケース程度。それくらい、まずは年齢でマッチしない。
「ああ、本当に、世の中は凄い勢いで変化しているんだけどなぁ・・・」と、私は内心ハラハラしているが、これを言い過ぎるとおせっかいになるし、でも、本当に人々が考えるほど状況は楽観視できるものでもないよ、と言いたいが、そのバランスがなかなか難しい。
しかし!私が心の底から信じている希望もある。
状況は結構厳しいが、でも実は、本人さえ本気で取り組めば、これまた意外と相手も見つかるということで、嘘のような本当のような不思議な真理でもあると、思う。
そのキーワード、それは「エースを狙う」というよりは、とにかく「球を追う」ということだ。つまり、それが「婚活」である。
コンカツ中の人、ほんとガンバロなっ。
この記事へのトラックバックURL
http://aream2.buzzlog.jp/t141169
この記事へのコメント
379さんへ
良い話を聞きました。1981年の就職ですからバブル前、1983年、社内結婚ですから集団見合い結婚だったんですね、うちも。納得。当時は、身近なところで見つくろっての結婚が多かったように思います。
そう言えば、30歳を過ぎても独身の女性が私の周りにも沢山います。
良い話を聞きました。1981年の就職ですからバブル前、1983年、社内結婚ですから集団見合い結婚だったんですね、うちも。納得。当時は、身近なところで見つくろっての結婚が多かったように思います。
そう言えば、30歳を過ぎても独身の女性が私の周りにも沢山います。
Posted by kムラ at 2010年01月25日 23:44
ミナックさま
私も友人の紹介…。
めちゃめちゃプライドすてて、友人に相談して、でもお見合いより、マシか〜と思ったのになぁ〜。
まっ私のプライドはもうね!
それより、独身の友人たちに結婚だけが幸せとは言わないけど、一度じっくり結婚とは、と向き合って欲しいなぁ〜。
ちなみにママ友の中できっかけを聞いたら、『お見合い』は皆無。
『合コン』の場合は皆さん恥ずかしそうに答えられてます。
あと日本でいわれてる『負け犬』、台湾では『女王』というらしいですよ!(25日付朝日新聞)
私も友人の紹介…。
めちゃめちゃプライドすてて、友人に相談して、でもお見合いより、マシか〜と思ったのになぁ〜。
まっ私のプライドはもうね!
それより、独身の友人たちに結婚だけが幸せとは言わないけど、一度じっくり結婚とは、と向き合って欲しいなぁ〜。
ちなみにママ友の中できっかけを聞いたら、『お見合い』は皆無。
『合コン』の場合は皆さん恥ずかしそうに答えられてます。
あと日本でいわれてる『負け犬』、台湾では『女王』というらしいですよ!(25日付朝日新聞)
Posted by tera at 2010年01月26日 00:23
Kムラさん、こんにちは。
是非是非、その30歳を過ぎても独身の女性たちへ
私の悪例をお伝え頂き、「仕事は後でもできる」
と、お伝え下さいませ~。
さらに、その方々へ誰か男性を無理やりにでも
ご紹介下さいませ~。
「この、おせっかいが」と思われようが、もう
そういう水際作戦しかありません。
あれですね。ナチスから逃れようとしたユダヤ人
に手助けしたと言われている、駐在武官をされていた
樋口 季一郎氏みたいな感じでしょうか?(涙)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%AD%A3%E4%B8%80%E9%83%8E
是非是非、その30歳を過ぎても独身の女性たちへ
私の悪例をお伝え頂き、「仕事は後でもできる」
と、お伝え下さいませ~。
さらに、その方々へ誰か男性を無理やりにでも
ご紹介下さいませ~。
「この、おせっかいが」と思われようが、もう
そういう水際作戦しかありません。
あれですね。ナチスから逃れようとしたユダヤ人
に手助けしたと言われている、駐在武官をされていた
樋口 季一郎氏みたいな感じでしょうか?(涙)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%AD%A3%E4%B8%80%E9%83%8E
Posted by ミナック
at 2010年01月26日 17:44
at 2010年01月26日 17:44teraさん、こんにちは。
「お見合い」も「紹介」も「恋愛」も結果が良ければ
何でもよく、若い時にプライドを捨てた、と言うより、
本気で活動したあなたは、偉い!
「結婚が全てではない」けど、もしも「結婚、出産、仕事」
全てクリアし、とっても幸せ~となれば、それはそれで
もっといいんではないかい?とも、素直に思い、一度
チャレンジしてみようよ~と、松岡修造のように熱く
なりますわ。
職場で、薄給なのに自分を犠牲にしてまで一生懸命
働く女性が多くいて、その横でがっぽりお給料もらって
いるはずの年配の男性が、スパスパタバコばっかり
吸っていたのを、苦々しく思っていたから、余計に
女性びいきなのかも?(笑)
「お見合い」も「紹介」も「恋愛」も結果が良ければ
何でもよく、若い時にプライドを捨てた、と言うより、
本気で活動したあなたは、偉い!
「結婚が全てではない」けど、もしも「結婚、出産、仕事」
全てクリアし、とっても幸せ~となれば、それはそれで
もっといいんではないかい?とも、素直に思い、一度
チャレンジしてみようよ~と、松岡修造のように熱く
なりますわ。
職場で、薄給なのに自分を犠牲にしてまで一生懸命
働く女性が多くいて、その横でがっぽりお給料もらって
いるはずの年配の男性が、スパスパタバコばっかり
吸っていたのを、苦々しく思っていたから、余計に
女性びいきなのかも?(笑)
Posted by ミナック
at 2010年01月26日 17:53
at 2010年01月26日 17:53

