2010年02月02日
我が家の北欧

私、スウェーデン出身の陶芸家、リサ・ラーソンの大ファンだ。
初めてこの人の作品を見たのは、大阪にあるgrafという、家具、食、雑貨など暮らし全般を提案する場所で開かれた展示会でのこと。
一目ぼれというか、もうそこに展示してあった作品全部を欲しいと思った。
それから少し時間が経った後、彼女の代表作である「ライオン」を買い、一匹では可哀想だろうと「プードル」も付けた。
それを、独り暮らしをしていた部屋に飾っていたら、友人が遊びに来て「げげげっ!」と、すっとん狂な声をあげた。
どうやら、随分前に彼女のお父さんが仕事でヨーロッパだか北欧だかその辺りを訪れた時、私の部屋にあるものと同じタイプの「ライオン」を購入して帰国したらしいが、家族には大変不評なんだったそうだ。
確かに、姿形はかなりデフォルメされていて、はにわと同じで、「うーん」と感じる人は感じると思う。
ところが、「これ、リサ・ラーソンという素晴らしい女性の作品で、ナントカカントカ、ナントカカントカ・・・」と力説すると、友は実家へ戻った時にそれを両親に話した。
すると彼女のお母さんは「えっ!!そんな著名人の作品だったの?」と、トイレでくらいしか飾られなかった「ライオン」をピアノの上に昇格させたらしい。
さらにお父さんは、「だから言っただろっ!!お父さんがどれだけ言っても信じてくれなかったのに、君たちはミナックさんの言葉で、何でそんなに態度を豹変させるのかっ!!」と、号泣していたそうだ。
笑える。
そんなリサの作品。
名古屋に住み始めて、あと3匹増えた。
「ネコ」と、
「スパニエル」と、
「ブルドッグ」。
今日のイラストは、その「ブルドッグ」を私流に解釈して描いてみたのん。本物を見たい方は、下記WEB以外にも色々あるから探してみてね☆
■LISA LARSON
└http://www.lisalarson.jp/
■graf
└http://www.graf-d3.com/
2010年01月28日
LE KLINT(レ・クリント)の灯り
←メロンちゃいまっせ我が家の西隣に位置する家が、昨年の秋、売りに出されていた。
「わ~、これお隣さんだ」
ポストに入ったチラシを眺めながらそう思っていたら、あっという間に売れたようで、12月始めごろからリフォーム会社や大工さん風の人々が出入りをし、つい10日ほど前に拍手が聞こえたと思ったら、それはそのリフォームが完成して、関係者全員で酌み交わす酒(いや、ソフトドリンクかな?)の掛け声のようだった。
と思っていたら、新しい家主が越してきたようで、夜でも灯りがともっているのを見かけるようになり、「寂しかったボクの庭にバラが咲いた」ような気分になった。
さて、ここでその西隣の家と我が家の様子を書けないのは残念だが、私たちは単に構造上の関係で、挨拶を出来る状態ではない。よっぽど偶然に目を合わす機会があるとか、声をかけるとかでない限り、互いにそこには「結界」があるかのように振舞うのが大人の関係で、そうせざるを得ないような建ち方をしている。
でも、私はどうしてもその西隣の家が気になるのだ。
それは、お隣さんが引っ越してくる前日かその日の夜に、偶然目にしたその家の灯りにある。
夕方薄暗くなってから、ガラス越しに見えた隣人宅の照明は、デンマーク生まれの、LE KLINT(レ・クリント)のものだった。
それを目にするや、私の好奇心は一気にヒートアップし、「どんな内装になっているのだろう?あの灯りに似合うインテリアはカーペット敷きなので、床全部がイメージ的にはアイボリーのカーペットだな」などと、ひとりでブツブツつぶやいた。
床が全てカーペット敷きになっている家に対する憧れは、社会人になった頃、学生時代に仲良くしていた先輩の親戚の家(!!)へ遊びに行かせて頂いた時に始まる。
吉祥寺にあったその高級マンションはメゾネットになっていて、玄関を上がると全ての床がカーペットで覆われていた。
経験者ならわかると思うが、あのカーペットというやつ、全く持って掃除が大変である。埃は見えにくいし、何かこぼすとシミになり、お手伝いさんが家にいるような家庭か、余程綺麗好きな人でないと、とてもじゃないが扱い切れないと思う。
ところがその扱いにくさと反して、足に優しいホクホク感は、フローリング床では味わえない快適さがある。
そんな訳で、先輩の親戚宅は私にとって、いまだ「夢の城」であり、ずっと憧れ続けている家でもあるのだ。
で。
その西隣の家が、どうもそのような内装にしているような気がしてならなく、もう覗いてみたくてウズウズする。
夕方になると、ボワッと浮かび上がるLE KLINT(レ・クリント)の美しいフォルムをチラリチラリと偶然のふりして眺めつつ、いつか挨拶が出来る幸運はないかと、てぐすね引いて待っている次第だ。
あぁ、私ってどうしてこんなに「家」へ興味がわくのかしらん。
■LE KLINT(レ・クリント)
└http://www.leklint.dk/pre/frontsite.aspx
2010年01月07日
今年も、innovator

今年の「innovator(イノヴェーター)」手帳は、ペパーミントグリーンというか黄緑の従弟みたいな色をしている。
ここの手帳は毎年、中身の基本フォーマットやサイズは同じで、表紙の色だけが変わる。
しかもその色も、CMYK(cyan, magenta, yellow, black)の4色を混ぜ合わせて作ったというよりは、「特色(CMYKでは再現出来ない色)かしらん?」と思わせる色味をしている。印刷業界にお勤めの方はきっと、この辺りに詳しいだろうから、是非教えて欲しいワン。
お正月に実家へ戻った時、私は一体いつからここの手帳を使い始めたのだろうか?と、過去のものを調べてみた。
するとそれは、1989年から始まっていたことが判明。途中、時々浮気をしたり買いそびれて違う手帳を使ったこともあるが、8割がたは「innnovator」のものだった。
1989年と言えばワタクシ、大学の2年生だったので、手帳の中には前期や後期試験の日程、クラブ活動(スキー)のトレーニング日、友人たちとハーゲンダッツのアイスクリームを食べに行った日などが細かく記されていた。
私は日記をつけていないが、手帳を見れば「いつ、どこで、だれと、なにを」したかがわかる。この20年の、行動の半分以上は脳みそに1mmたりとも残っていないが、手帳にはバッチリ残っている。
この先万が一、私がノーベル文学賞でも受賞して死ねば、その100年後くらいに手帳は博物館に飾られ、我が醜態を世間にさらすこととなるだろう。なぜなら、「ノーベル賞」も「innovator」もどちらもスウェーデンのものだからだ。きっと「スウェーデンが誇る賞に輝いた上に、我が国の商品を使い続けてくれた、ミナック氏の遺品を公開しようではないか!!」と、「innovator」の幹部が余計なことをするに違いない。
そんな賞を受賞する立場でなく、本当に良かった。(←強がりか?)
それで、その手帳。
私はいつもソニープラザで購入しているが、どうやらネットでも買えるようなので、興味を抱いた方は是非トライ下さい。シンプルな中身は最小限度のものしかないが、そのシンプルさがかえって良いのでアリマス。
■innovatorの手帳
└http://www.innovator.co.jp/store/products/detail68.html
2009年12月10日
市之倉さかづき美術館

岐阜県と愛知県の県境に、市之倉という場所がある。
多治見、土岐、瑞浪と広がる美濃焼産地の内でも、最も早く磁器生産を始めた土地で、その歴史は平安時代にまでさかのぼるらしい。
ここの話は、叔母と一緒に訪れた時の話題として、今年の1月にこのブログで紹介した。
さて、その市之倉(現在の岐阜県多治見市)、交通の便がそれほど良い場所にあるわけではない集落で、良質の原料に乏しかったため、少量の土で出来、運びやすく、付加価値の高い「盃」や玉露用の「煎茶器」を作ることに努めたらしい。
これは、「ないなら、ないなりに知恵を働かせた」結果だろう。最近テレビに散々映っていた、仕分け作業中の蓮舫さんが、何を言いたかったのかを思わせる。
おっと、話がそれた。
しかし時代の流れで、徐々に人々から忘れ去られそうになったことに危機感を抱いたのか、その小さな集落は1997年にまちづくり実行委員会を発足させ、中心地に「市之倉さかづき美術館」を開館した。
美術館敷地内には、石釜で焼くピザの店があり、料理は全て近くで作品を作る陶芸家の器に盛られて運ばれる。さらにミュージアムショップには、その作家たちの作品が沢山売られていて、眺めているだけでも楽しい。
そして、何度も訪れたショップ内で、私と夫が大いに意見の一致をみた、かなり気に入っている作家さんに、野口淳さんという方がいる。
茶碗をひとつ買ってみて、その風合いにますますほれ込んだ私たちは、今度は彼に依頼をし、うどんやそばを盛る器をオーダーできないか、ショップのスタッフを通じて問い合わせてみた。
お願いした形が、野口さんがこれまで作ったことがない形状だそうで、これから納期や値段の相談をするが、まずは近々行われる個展へ行ってみようと思う。
彼の器で食べると、それが例え安物の食べ物でも(というか、うちではそうそう高級品は出てこない)、嘘のように美味しく感じられるのが不思議なところで、やはり食べ物というのは、舌だけで味わうものでもないのだな・・・と、強く思う今日この頃である。
さらに最近気付いたが、この野口さん、東北大学工学部を卒業された後 京セラ材料研究所へ勤務されていたようだ。元々、材料を研究するような仕事をされていた元・サラリーマンが、陶芸の世界へ繋がっていったことへ、何だか私は勝手に共感してしまった。
今オーダーしても完成は来年の2月になるそうだが、気に入った器を手に入れるまで、当面はうどんやそばはそれほど似合わない安物洋食器で我慢しよう。
■市之倉さかづき美術館(ミュージアムショップもピザ屋も、ここで確認できます)
└http://www.sakazuki.or.jp/menu.html
■野口淳さん作品
└http://monozukiya.gnk.cc/noguchijun/
2009年11月27日
花ブローチ
ダウンジャケットの襟につけた
拡大すると、こんな感じ一昨日、幼なじみからプレゼントしてもらった、手製のブローチをダウンジャケットの襟につけて歩いていたら、近所に住む友達にバッタリ出くわした。
すると、彼女は目ざとく私の襟元についたそのブローチに目をつけ、「超カワイイ!!」と大絶賛。
この女性は、私より8歳も下だが、同じく「ハイジ好き」という趣味も一致し、何だか妙に気があって仲良くさせてもらっている。きっと、彼女の素直で明るい性格に、私はつい引き込まれてしまうんだと思う。
それで、会話はこう続く。
「そのブローチが売っていたら、絶対買う」と、お世辞ではなく、何度も褒めるので、私は幼なじみへ連絡した。
「かくかくしかじかなんだけど、購入できないかしらん?」
「え~。お金なんか要らないよ~。ブラック系、ナチュラル系、茶系で作っているけど、希望を聞いてみて」
という返事。
早速、ハイジ仲間の年下女性へ確認すると、「キャッ☆めっちゃ嬉しい!!ではナチュラルキラキラ系でお願いします」とのメール。
そこで私はそれをまた幼なじみに伝え、さらにハイジへは、その幼なじみがアクセサリーやフラワーアレンジメントの主婦講師として、ネットで紹介されていることを伝え、URLも送っておいた。
ハイジを介して、また誰かが「キャキャッ!それ、どーしたの?」と、なるやもしれぬ。女性の口コミとは、きっとそんなものだ。
ところで、わが幼なじみ。
これが、声を大にして自慢したい位の美人で、2歳の頃から友達を続けているが、私の母など、「あちらはあんなに美人なのに、こちらは・・・」と、きっと彼女を見る度、わが子の三日月のような形をした目とヘラヘラした顔を思い浮かべ、そして切なくなったと思う。
しかし母は、私が高校生になるまで幼なじみの容姿について一切触れず、わが子に惨めな思いをさせなかったと思われる。結構イケテル親かもしれぬ。
お陰で、私は劣等感も何も感じず、平気で美人の友達とかくれんぼうや鬼ごっこに興じていたのだ。そうそう、あの頃は缶けりにも夢中になったものだ。
という事で、せっかくなので、私のその自慢の友を紹介しようと思う。
「・・・☆」となった、男性の皆様、あいにく彼女は既婚で2児の母ですからね~だっ。(あ、でも今時そんなのは障害にならないのかも・・・?)
■ZAQ くらしたのしみ塾 「Vol.36」
└http://magazine.zaq.ne.jp/lesson/w_lesson/vol36.html
■ZAQ くらしたのしみ塾 「Vol.27」
└http://magazine.zaq.ne.jp/lesson/w_lesson/vol27.html#no01
■ZAQ 見る・採る・学ぶ野菜塾「Vol.34」内の、キャロットさん
└http://magazine.zaq.ne.jp/lesson/yasaijuku/vol34.html#yasai
■ZAQ 見る・採る・学ぶ野菜塾「Vol.35」内の、キャロットさん
└http://magazine.zaq.ne.jp/lesson/yasaijuku/vol35.html#yasai
2009年07月29日
TRUCKの、家具

インテリアをテーマにした、エッセイを執筆するお仕事依頼が舞い込んだ。
「ザッツ、ウァット、アイ、ウォントゥー、ドゥー(That's what I want to do)」と、叫びたくなるほど、嬉しい依頼だった。
その話を友にすると、前からDVDに録画しつつも、私へ渡しそびれていたらしい、テレビ東京の『ソロモン流』のバックナンバーを手渡してくれた。大阪にある、TRUCKという家具屋さんをテーマに取り上げたもので、番組内では、敬愛する歌手の山崎まさよしさんも、ここの家具のファンだと語っている。
私も、かれこれ7年来?くらいのTRUCK家具ファンで、独身時代にここのソファを購入したのを皮切りに、結婚後は夫をも巻き込み、ダイニングテーブル、ダイニングチェアー、そしてソファの前に置くローテーブルまでをも一気にオーダーした。
オーナーの黄瀬さんは、これらを発注する時、「渋いチョイスです~」と、選択したラインナップに太鼓判を押してくれたけれど、実は新居に家具が届くまで、私は少々心配をしていた。
家具は、店で見る時は広い空間に置いてあるので、実際に家へ置くと、「何だか、店で見た時の方が素敵だったな」なんてことは、良くある。家具を使う空間とのバランスがとても難しいと思うのだが、我が家へやって来たTRUCKの家具は、それはそれは空間と良くなじみ、少々無理をしてでも、いいものを買って本当に良かった・・・と、毎日家具を見て、ニンマリ。
私の家具好きは一体いつから始まっただろうかと、考えると、それはやはり小学生の頃からのように思う。
母が買ってきたインテリア雑誌を眺めては、自分が将来家を建てるとすれば、こんな風にしよう、あんな風にしようと、妄想を繰り返していた。
社会人になって、初めてもらったボーナスも、一目ぼれをしたイギリスのアンティーク椅子購入へと費やしたし、家具を買いに、わざわざ大阪から東京の目黒まで行ったこともある。兵庫県西宮市の山の手にある、古い家具を直す店で、大正時代に作られた国産椅子を張替えをした上で買ったこともあるし、会社勤めをしていた時は、社内で昭和40年代から使われていた小さなひとり掛けソファが捨てられているのを見付け、人事部の人にかけあって家へ持ち帰り、張替えに出したこともある。
そしてそれらは全部、今も我が家で大切に使っている。
服やバッグなどの身の回り品にはそれほどお金をかけない私が、家具だけには、気前良く札束を渡せてしまうのが、不思議。(笑)
そんな私が書く、インテリア向けのエッセイ。
さて、どんな風に仕上がるだろうか?好きすぎて、客観性を欠いたものにならぬよう、DVDをくれた友へも相談しよう。
ちなみにこの友、独身時代の我が家へやって来ると必ず、TRUCKのソファの上でゴロンとなって、眠っていたのが昨日のことのようで、ちょっぴり懐かしい。
■TRUCK
└http://www.truck-furniture.co.jp/
■TRUCKを紹介した、テレビ東京の『ソロモン流』
└http://www.tv-tokyo.co.jp/solomon/back/090222.html
2009年05月19日
Kelly Mooreさん


高校時代にホームステイをしていた家庭の、ホストシスターがシアトルに住んでいた頃に知り合った友人が始めたという、カップケーキ包装紙のビジネス。
その包装紙を、ライフスタイルエキスパート(そういうカテゴリーの職業があるのね)の、Kelly Mooreさんと言う人がインターネットテレビで紹介しているのに気付いた。
このKelly Mooreさんという女性は、シアトルの雑誌にコラム記事を書いていたり、ウォールストリートジャーナルでは「肩肘張っていない、素敵なライフスタイルを提案するパイオニア」として紹介されたり、IKEAと一緒にビジネスしていたりと、「生活に関わること全般」を仕事にしている、日本語で言うと、「カリスマ主婦」に近い感じかな?でもちょっと違うかも。
アメリカではキャリアウーマンと呼ばれた人たちが、どんどんとそのキャリアを捨て、自分の感性に従った生き方を始めたのが、たぶん90年代の終わりごろ?日本でも、今の20代後半や、30代前半の女性は、私と同世代及び、その少し上のバブル世代とは違う価値を生活に求めていると聞く。
ブランドものを買ったり、豪勢なレストランで食事をする生活よりも、心地良く整えられた家へ友人を招いて食事をしたり、背伸びをしない、いわゆるナチュラルな生活に価値を置く人が多いのだとか。
きっと、こういうムーブメントは、経済が果てしなく右肩上がりではないと気付いた日本では今後、どんどん浸透していくというか、そういう人が殆どだった昔へ戻るのだろうな。だって、今の若い人は景気の良い頃の日本を知らないんだもんね・・・。
さて、そのKelly Mooreさん。テレビでは、母の日のプレゼントのアイデアとして、カップケーキに包装紙を巻くアイデアを紹介している。あぁ、ホストシスターの友達はさぞかし嬉しかっただろうな・・・と、何だか私まで嬉しいよ。
よっし。そろそろ日本から私も一度、オーダーをしてみようかしらん?
■Kellyさんがカップケーキ包装紙を紹介する映像は、コチラです。
└http://www.king5.com/video/kmoore-index.html?nvid=359818
■Kelly Moore
└http://kelleylmoore.com/
2009年04月02日
カップケーキの、包装紙☆


私がアメリカのオレゴン州ポートランド近郊に滞在した、高校時代の留学時にお世話になったホストファミリーの末娘は、私よりも2歳年下。
彼女は何年か前に、ご主人の仕事の都合でラスベガスへ移住をし、そこで2人の男の子を育てているが、大学を卒業した後働いた銀行は、シアトルにあった。
彼女達夫婦が知り合ったのもシアトルで、結婚式を挙げたのもシアトル。私はその結婚式に出席したので、シアトルへは一度だけ行った事がある。
中学の時、英語の授業で使っていた「New Prince」という教科書は、日本人のTaroと、アメリカ人のEllenがシアトルで出会う所から始っていたと記憶する。EllenがTaroに、シアトルの街を一生懸命紹介している様子を頭に描きながら、「あぁ、私もいつかシアトルへ行ってみたい」そう思ったものだ。そしてその思いは、それから15年後に実現した。
そんな訳で、ホストシスターには未だに古巣のシアトルに沢山友達がいるのだけれど、そのうちの女友達が最近、ビジネスを立ち上げたのだそう。それは、日本でもあるのかしらん?「カップケーキの包装紙を売る店」だ。
カップケーキの、すぐに剥かれて捨てられてしまう、もしくはベロベロと舌で舐められてしまう包装紙にお金をかけるなんて、あまりないかもしれないが、こういう部分に気を使う事で、同じカップケーキでも別物のように美しくなるのだと感心した。
このホストシスターの友達がオープンしたサイトを覗いてみると、大量注文をした場合は、50枚で52ドル。今の為替では、1枚約100円という計算になる。
ちなみに、今日寄ってみた100円ショップでは、味気ない小さなカップケーキ包装紙だが、10枚セットが100円で売られていたので、値段だけを比較すると、10倍だ。ただし、100円ショップのものは、本当にペラペラの味も素っ気もないデザインだった。
「Bella Cupcake Couture」と言う、その店のサイトを眺めながら「うーん。とってもキャワイイ。ホストシスターつながりのご祝儀という意味でも、日本からオーダーしちゃおうかしらん?」と、ちらっと思ったが、まずは中に入れるケーキの腕をあげるのが先ではないかと自分を省みた(笑)。あっ、そうだ。月に一度習いに行く事にした、料理教室の先生に相談すればいいかもしれないな。
■Bella Cupcake Couture
└http://www.bellacupcakecouture.com/
2009年03月31日
アネストワンの、一日カフェ

先日、関西から遊びに来た学生時代の友人へちょっとした悩みを打ち明けた。
それは、私は新天地の名古屋で会社勤めをしている訳でもなく、子供がいる訳でもないので、会社つながりの友人や、いわゆるママ友というものも出来ず、そうかと言って習い事をして友達の輪を増やそうという気にもなれないという話。
子供がいる同年代の友人と会う時は、どうしても午前10時過ぎに集合をして、午後2時半を過ぎると別れなくてはいけない。幼稚園や小学校から子供達が帰宅をするからだ。
「出来れば、夕方集合して飲む友達とかも欲しい」
私がそう訴えると、同じく既婚子なしの友が深く肯きこう言った。
「わかる。ママたちと会う時は、『午後2時半ルール』ってあるよね~」
さらに彼女はこう続ける。「習い事をしに行くと、まぁ、似た嗜好の人とは知り合えるけれど、来ている人は子育てを終えたおば様クラスが多いしなぁ」
ナルホドね。そう言えば、大阪にいた頃、フランス語を習うため、平日の昼間のクラスをとっていたけれど、やっぱりそういう年代のおば様が多かった。主人はどこそこ大学教授だとか、息子が○△大学に受かったとかの話が多く、一時のネタとしては面白いが、付き合いを深めていくには、私にとってあまり興味のないよもや話が休憩中に延々と続いた事を思い出す。
「うーん」
私が唸ると、彼女はこう言った。
「ミナックが大阪にいた頃、学生時代と会社員時代の友人や知り合い、その後の仕事関係の付き合い以外で、拡がっていた人脈ってどういう場所からだった?」
「ええっと。やっぱり、リノベーション会社のアート&クラフトや、家具のトラック、グラフのような住まいや暮らし(=家具を作る人たちや、家を建てる人たち、家をリノベーションする人たち、街をリノベーションする人たち)に関わる人たちかなぁ」
そう言うと、「なら、同じことを名古屋でもすればいいねん。場所は変われど、法則は同じではないかしらん?」
ナルホド、ナルホド、ナルホド。
この友達は、普段はすっとこどっこいな事をして友人たちを大いに驚かすが、時に物事の真理を鋭くつく。
あぁ、そうだ。私は住まいに関わる事に一番興味があって、そこから始まり、大阪市長選挙の応援までしたのだった。
「という事で、わが家をリノベーションしてくれた会社が開催するイベントとかに積極的に参加していこうと思うねん」夫と2人、天然温泉に出かけた帰りの車中で、彼に熱く語ると、「あぁ、いいんじゃない?」と、私が実は友の一言で、もの凄く開眼をし、目からウロコが落ちた事にそれほど気付かず軽く応えた。
「ワーオ!本当に?それはよかったじゃんっっっ!!」と、熱く応対して欲しかったのだが、ま、殿方にはわからぬ悩みだろうから、良しとしよう。私の中ですでに解決できた悩みを語っても、それ程面白くあるまい。
付け加えておくが、私たちは中古物件を購入し、リノベーションをした家に暮らしている。
ウキウキ。弾むように温泉から帰宅すると、な、な、なんと。そのリノベーション会社から「一日だけのカフェをオープンします」という、イベントを知らせる葉書が届いていた。おおお~。なんと言うタイミングの良さ!
そして参加したそのイベントでは、同じく家をリノベーションされたカーデザイナーのご夫婦であるとか、自宅の台所をリノベーションして料理教室を開くマダムなどが参加されていて、結局その料理教室に、リノベーション会社の人たちと一緒に月一回、料理を習いに行く事にした。
知り合った人、みーんな、リノベーションつながり。インテリアや家具、住まいに興味のある人たちだから、世代を超えて共通項も多いと予想される。
あぁ、友よ。マジでありがとう。きっと彼女にとっては何気ない一言だったのだろうが、私にはとても大きな助言だった。
■リノベーション会社、アネストワンの一日カフェ
└http://www.anestone.com/event-20090328-report.html
2009年03月03日
大阪へ戻るの巻:4

大阪へ戻った理由のよっつめに、ネックレスの修理というものがあった。
大阪市内にアトリエを持つデザイナーに、フルオーダーをして作ってもらったホワイトゴールドのネックレスを、お正月に鎖部分を自ら引きちぎってしまった。ネックレスをしている事を忘れて、セーターを脱ごうとしたのが失敗の原因だ。
名古屋にあるジュエリーショップへ持ち込めば簡単に直る事はわかっていた。
ただ、その店を探すのが何だか面倒で、そのままにしてあったところ大阪へ戻る事になったので、ここぞとばかりにデザイナーを訪問し、チョチョイノチョイで元通りにしてもらった。ついでにクリーニングまでして下さったので、只今ネックレスはピカピカだ。
このデザイナーさんには、マリッジリングを作ってもらったりと散々お世話になっているのだが、修理などをしてもらう度、気付く事がある。
それは、修理後のネックレスや指輪を、とてもとても丁重に扱う様子だ。
クリーニングをしてもらっても、その場ですぐにつけない場合、私はつい鞄のポケットへ入れそうになる。ポケットは布地だし、それで別にいいのではないかと思ってしまうのだが、彼はポケットへ入れる事を禁じ、必ず小さなビニール袋へ入れてくれる。
せっかく綺麗にしたものをポケットなどへ入れられてしまうと、また傷がつく事を懸念してとも考えられるが、それよりも何よりも、自分の作品を綺麗に扱うという丁寧さが伺える。
何もデザイナーだけではない。自分が真摯に向き合い仕上げた仕事に、プライドと愛情を持てる人は、本当に幸せだと思う。
スーパーのレジを担当する場合は、いかに間違いなく素早く丁寧な接客が出来たか。車のディーラーであれば、客が好む車種を、満足のいく値段で適切な説明と共に納車できたか。マッサージ師であれば、いかに患者のコリを取り除き、「あぁ、極楽」と言わしめられたか。不動産仲介業をする人なら、状態の良い物件をリーズナブルな価格で紹介し、客のニコニコ現金払いを促せたか。
では、私の幸せは何だろうかと考える。
それは、私ごときの書き物やブログでも、「おおお。笑える」とか、「うーん。何だか気分が爽やかになった」等と、ひと時の安らぎを覚えてもらえれば、それが我が使命なのではないかと、大げさながらそんな風に思う次第である。(笑)
やっぱり仕事とは、自分だけのためには、出来るようで、出来ないものなのかもしれぬ。
■エタチナ
└http://www.etachina.com/
2009年01月23日
陶器アレコレ

名古屋に単身赴任中の叔父の元を叔母が訪ねて来たので、その叔母と2人で岐阜県多治見市までドライブした。
ここで、ブラブラと窯やお店を散策していると、「行列の出来ない店」という看板を掲げた土間のある趣深い店の前を通りかかったので、ガラリとガラス戸を開け、中へと入った。
すると、職人さんである店主と、客のような客でないような男性が、ヒソヒソと花器を囲んで話をしている。
「これは凄い...」
「こんな作品、そうそう見られませんで」*
「そうでっしゃろ?」*
何度も何度もそう言いあっているので、気になって後ろを振り向くと、客のような客でなさそうな男性が言った。
「これ、見ときはった方がよろしおますで」*
「今じゃぁ、美術館でガラス越しくらいにか見られへんお品だす」*
店主も肯きながら、手招きする。
その美術館でしか見られない位の品とは、120年前に多治見で活躍し、名工と呼ばれた、加藤五輔氏という方の作品で、ルーペなどがない時代、目がおかしくなる程の細かい絵付けを筆一本で行い、その作品は1878年(明治11年)に開催された、パリ万国博覧会へも出品されたと言う。
明治政府からの依頼で作られた資料などのコピーも見せて頂き、「おたくらにはわからんかもしれまへんけど、これは、ほんまに凄いのだす」*と、店主でない方が何度も何度も言われた。
確かにど素人の私たちにはその価値ははかりかねたが、とにかくすばらしい花器である事はわかった。作品が持つ品格らしきものが、120年という時を経て、さらに光を放っている。
「偶然ながら、凄いものを見させてもらったね~」と、満足しながら再びブラブラする叔母と姪。
最後に、色々な作家ものの器を扱う店で、友人への贈りものを購入し、帰路についた。
ちなみに、友人のために選んだものは、「粉引」(こひき)という高麗茶碗の一種で、鉄分を多く含んだ素地の内外に白く化粧掛けをし、透明釉を掛けたものとの事。粉を吹いたようであるところから、こういう名前がつけられたのだそう。どんな食卓にも馴染みそうな、白く味わいのある姿が美しい。
あぁ、陶器を眺めるのって、本当に楽しい。
「ヨシ。もっと和食器を揃えたいけれど、その前に器に似合う、おばんざいをバンバン作れるよう、精進しよう!」と心に誓いながら、今日はきんぴらゴボウを作ってみた。
【注】* 岐阜弁を表現できないので、大阪弁に変換してオキマシタ。
■加藤五輔(かとうごすけ)
└http://www.aisaikan.com/utuwa/gosuke.html
■近代美濃焼きの先駆者達
└http://www.umakato.jp/library/tenrankai/2004/09-10.html
2009年01月17日
萩焼きと、家計簿

家計簿をつけながら、萩焼の湯のみでお茶をすする。
10年ほど前、両親と祖母と4人で山口県の萩を旅した。
松下村塾を見学して、萩焼を眺めて、とても綺麗な宿に泊り、かの地を堪能して帰路についた。
母はその時、「いつかこの子が結婚した時に持たそう」と、萩焼の湯のみを2客揃えたらしい。もちろんそれを知ったのは、10年後の昨年末。
「え~、10年も持っていたわけ?」と、びっくりする私を余所に、嬉しそうに包みを開ける母。
いや~、無駄にならずに本当に良かった。さらに10年も綺麗なまま持ち続けたあなたは凄い!
と、普段の私なら照れ隠しにそう言うのだろうけれど、さすがにこの時はジンと来て、そして10年も待たせた事に、心の中でこっそり詫びた。
買い物後のレシートを電卓片手に整理しながら、私は時々お茶を啜り、ぷくっとした湯のみを手の平に置き、「ほぅっ」と、ひとつ息を吐く。
10年分の想いがつまった萩焼は、心なしかとても重くて、そして温かい。
■萩城三ノ丸 北門屋敷
└http://www.hokumon.co.jp/hokumon/index.html
2009年01月14日
美濃焼き

美濃焼きとは、岐阜県美濃地方(多治見市・土岐市・瑞浪市・笠原町)で作られる陶器の総称で、私が陶器の中で一番好きな、ミルク色が見事な志野焼きなんかも、美濃焼きのひとつと聞いた。
母から譲り受けた血なのだろうか?陶器好きな私は暇がある度、名古屋市から小一時間で行ける陶器の里を訪れている。そして、最近訪れた多治見市で、とても素敵な茶碗を買った。「仙太郎釜」と呼ばれる窯元で売られている陶器で、志野焼きの中でも、特にねずみ色を多く出ているものをこう分類するそうだ。
ちなみに、長年ファンを続けている小渕暁子さんデザインのこの食器、これも同じ多治見で作られているそうだが、こちらは日用使いの白色がポイントなので、和食器のような特徴は出ていない。
それにしても。
自分が、関心のある陶器が沢山作られている美濃地方の近所に住んでいるのを、大変恵まれた環境にいると認識し、これを機にせっせと勉強しよう。
そう言えば、会社勤めをして間もない3年目の頃。早稲田出身の同期入社の男性が、陶芸家になると言って突然会社を辞め、美濃地方へ去ってしまったけれど。彼は今頃どうしているだろうか。陶器の世界で活躍していたらいいな、と思いつつ、今日も多治見で買った茶碗でご飯を食べた。
■仙太郎窯
└http://www.tohnosato.or.jp/kama/sentaro/index.htm
2009年01月07日
南部鉄器

結婚する時に、夫のお兄さん夫婦から南部鉄の鉄瓶を頂いた。
今や、ニューヨークのMOMA(ニューヨーク近代美術館)にも展示されるほどのこの鉄器。伝統工芸と現代デザインが融合されたものも登場し、一時はアルミニウムにそのシェアをとられていたのが、最近は人気が盛り返しているそうだ。
ところで、同じ「南部鉄器」と言っても、岩手県奥州市で作られるものは仙台藩の庇護の元、また盛岡市で作られるものは南部藩の庇護の元作られたと、実はその歴史が異なるらしいが、そこはまぁいいや。
石油ストーブの上でチンチンと音をたててお湯が出来るのを耳で感じながら、寒い冬の夜を部屋で過ごしていると、あぁ、幸せだなぁと、感じるのでアリマス。
■虎山工房
└http://kozan.info/index.htm
■鈴木盛久工房
└http://www.suzukimorihisa.com/
2008年12月25日
リサ・ラーソン

私、スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンさんの大ファンだ。
彼女の作品を初めて見たのは、大阪のgrafで開催された展示会でのこと。
あまりの可愛さに、しばらく動けなくなるほどの感銘を受けた。
そして、その後買ったライオンとプードル。
「毎日見ても、飽きない」
そう、自分の買い物に自画自賛をして過ごすこと数年。
今年のクリスマス、ここへあらたにブルドッグが加わった。
うーむ。
こうなれば、やっぱり猫も加えるべきか否か?
■リサ・ラーソン
└http://www.lisalarson.jp/
2008年04月23日
INSTYLE

私が大好きな、小渕暁子さんがプロデュースをされた、『INSTYLE』というブランドの食器をもらった。
とてもカワユイ...☆
ポットには木が、そしてコップには、ゾウ、犬、トリ、ペンギン、うさぎのイラストがシンプルに描かれてある。
さらに、同じブランド名で出ているハンカチやめがねケースやポシェットなどは、主要百貨店全てで買えるそう。
私は梅田大丸の1Fと、大阪・うめだ阪急の1Fで見かけて、母の日のプレゼント用にと、阪急の方で猫のタオルハンカチを購入してみた。
このシンプルな一筆書きで描かれたイラストは、簡単そうに見えて、素人には決して出せないラインだ。
絶妙なバランスと配置。
あぁ、流石だな・・・
この方のデザインで、日本中が埋め尽くされたらいいのになぁ。
■INSTYLE(食器版)
└http://www.aito.bz/products/instyle.html
■小渕暁子さんのweb
└http://www.akiko-obuchi.jp/


